最近、八角研究所で技術記事を書いているのですが、そこで、Ruby on Rails の開発を潤滑に進めるために、モデリングを含めた開発プロセスを架空の事例に適用して紹介した連載記事を執筆しました。

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Posted by あかさた
Rails 開発者こそモデリングすべきだよなぁって唐突に思いました。Rails は DB スキーマさえ作成すれば、そのあとはレールに乗って高速に開発ができるのですが、当たり前の話 Rails は DB スキーマの設計方法は教えてくれません。ましてや、どんなソフトウェアを作ればいいのか教えてくれるわけでもありません。

Rails は「何を作るか決めてからがすごいフレームワーク」なのです。分析工程は開発者自身が自分のやり方で実施しないといけないのです。

何を作るのかを導き出すのはモデリングが得意です。とはいえ、一般的な UML 本に載っているような開発プロセスはどうにも Rails アプリを記述するには重すぎる気がします。(少なくとも私はそう考えています。)往々にして、図解言語というものは、概要をとらえるには適していますが、詳細に書くと途端に見難くなります。実装レベルのシーケンス図などは、見るだけでも吐き気がします。

そこで、Rails 向けにシンプルな分析工程を考えてみます。

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Posted by あかさた
この記事を読んで、Windows Vista について思い出した。(Windows Vista の存在そのものを思い出したというべきか。)

私はマイクロソフトのソフトウェア開発の手法は非常に評価しています。というか、尊敬しているかも。ユーザビリティテストやテストエンジニアに対する姿勢、ジョエルテストなど、すばらしいアイディアに満ちています。特に Visual C++ の開発チーム(ソフトウェア開発のダイナミズム参照)はすばらしい。

おそらく世界最高の開発チームを抱えているはずのマイクロソフトが、Windows Vista の開発にはかなり苦戦したようです。延期につぐ延期、縮小につぐ縮小、非常に残念です。

Windows開発責任者J・オールチン氏、Vista発売までの悪戦苦闘を振り返る(前編) - CNET Japan より

セキュリティ、検索、写真、音楽--すべてが非常に改善されていると同氏は語っている。


これらの改善はすばらしいことだと思います。おそらく、Windows Vista の開発は史上もっとも難しいプロジェクトで、ある種の記念碑的ソフトウェア開発(適応型ソフトウエア開発より)といえるかもしれません。それだけの偉業(ある種の皮肉です)を成し遂げているのに、最近の Apple や Google に感じるパワー(あるいはライフスタイルを一変させるような破壊的なもの)のようなものを感じません。これほどのエネルギーを費やす必要があったのかなぁ・・・。

とはいえ、私としては Windows Vista は普及して欲しいと思います。初期の製品ビジョンが達成されなかったことは残念ですが、この OS 上に載せてみたいサービスはあるので。

Posted by あかさた