twitterを眺めていたら以下の様なtumblrが流れてきました。

スカイリムの「膝に矢を受けてしまってな….」っていうアレ、現実のノルディックの言葉のようで、意味は「結婚した」を意味するらしい。だから衛兵は、本当に膝に矢を受けたのではなく、所帯を持ったから冒険者をやめて衛兵になったってことになるな。知らんかったわ…..

http://reitan.tumblr.com/post/86853243927


最初は「へー、北欧のスラングなのか」くらいの感想だったのですが、少し引っかかるものを覚えたのでボチボチとググってみました。

以下の英語の記事を読むと、最初の回答にそのようなことが書かれているのですが、「ソースは?」「オレ、ノルドだけどそんなそんな言い回し使ったことないけど」的な反論が出ていて、ソースがあるものではないようです。

What does the term "I took an arrow to the knee" mean - Ask Community
http://www.ask.com/answers/48485721/what-does-the-term-i-took-an-arrow-to-the-knee-mean

上記のページでは、すね当ての装備スロットを活用することをアドバイスしているのではないかという説明もありますが、それはそれでちょっと味気ないです。

以下の記事では、"The Name of the Wind"というファンタジー小説に出てくる一節であるという指摘もされています。この小説の語り手である宿屋の主人Koteは若いころは伝説的な活躍をした魔法使いという設定のようで、なんとなくパロディとしてならおもしろい言い回しになっていると思います。

I Took an Arrow in the Knee | Know Your Meme
http://knowyourmeme.com/memes/i-took-an-arrow-in-the-knee

以下の記事にその前後の文章も引用されています。

"arrow in the knee" is actually a literary allusion to The Name of the Wind : skyrim
http://www.reddit.com/r/skyrim/comments/n4kne/arrow_in_the_knee_is_actually_a_literary_allusion/

限界を感じて冒険者を引退した衛兵が、言い訳代わりに伝説の魔法使いの言い回しを真似ているとしたら・・・全くもって微笑ましい話だと思います。

[書籍データの取得に失敗しました]

・・・そういえば、我らがメタルマックスでは、結婚エンド(あるいはゲームオーバー?)は1992年から続く伝統になっています。3では平凡だが幸せな一生を送ったという趣旨の皮肉に満ちたエンディングに突入します。冒頭で引用した記事の「結婚して冒険者引退」と言うのはオープンRPGでは定番のネタともいうべきものなのかもしれません。

Posted by あかさた
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