以下のエントリを読んで少し気になることがありました。

Collection & Copy - 日記 2007-02-9、ブログを書くことより

「ブログに載る新しい情報も、企業の中ではもうずっと前から使っていて、あたりまえになっていることがよくある。技術を専門に研究する人たちもいて、金もある。そして、そこで生まれた知識は社内だけで共有される。」


こういう発言に嫌悪感を示すのはそれはそれでいいのですが、少し冷静に考えて見ましょう。そもそも社内の技術共有ってそんなにうまくいくのでしょうか。私は以前の会社で、上記で言うところの専門に研究する人っぽい仕事をちょこっとだけしていたことがあります。その経験上、得た知識を社内に広めようとすると、会社という枠内の活動では非常に薄まったものしか広められないという現実に突き当たったことがあります。

つまり、以下のエントリに同意です。

yosisの日記より

「確かに"技術を専門に研究する人"はいるが、"ブログに載る新しい情報"→"企業:当たり前"ではない。  また、"そこで生まれた知識は社内だけで共有される"は嘘。社内でも共有されない。」


ブログ、勉強会、オープンコミュニティの活動では非常に濃い密度の情報交換が行われます。これだけ濃い共有が土日にできるのに、平日にはこんな薄い情報の共有しかされないのかと驚いた記憶があります。

これは、モチベーションの違い・・・ということなのでしょうか。誰かが調査してそれを社内で共有という理路整然としたプロセスに無理があるのかもしれません。

Posted by あかさた
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