要は、私のように英語力が無い人間が dojo を使えるようになるにはどうしたらいいか考えてみました。

dojo といえば、豊富な機能を持った人気の JavaScript フレームワークです。しかし、マニュアルが豊富ではなく、日本語情報が少ないなどの理由から、使いこなすのはなかなか大変です。リファレンスは存在しますが、正直これを見て使えるようになるものでもありません。(あるいは、これを見て使えるスキルがあるのなら、dojo を使いこなすことに苦労するとも思われません。)

特に、dojo の widget はプログラムから生成する方法もあれば、DOM 要素に特定の属性を定義してやることで、自動的に生成する方法もあります。リファレンスだけを見て使えるような代物ではありませんが、The Dojo Book を参照するのも英語力が無いとしんどいでしょう。

そこでどうするのかというと、リリースをダウンロードしたら、テストコードを参照します。dojo.widget のテストは親切で、テストコードを見ると、5 分で使えるようになります。ドキュメントが豊富ではない、あるいは日本語ではない場合はまずはテストコードを見る、これはどんなオープンソースプロダクトにも言えることかもしれませんね。

たとえば、dojo のタブを調べる場合は以下を参照します。
/tests/widget/test_TabContainer.html

あるいは、プログラムから widget を生成する例は、以下です。
/tests/widget/test_createWidget.html

ちなみに、最近は日本語の情報としては以下が良さげです。dojo のまとめサイトっぽくなっています。
Dojo/JavaScript Toolkitのメモ

Posted by あかさた
レッドハット,「JBoss」の新戦略を明らかに」を読んで感じたことは、オープンソースで収益を上げるビジネスモデル(の一つ)が割と見えるようになってきたことです。

Red Hat のビジネスモデルを簡単に説明します。まず製品を二つのエディションに分けます。バイナリが無料のエディションと、有料のサブスクリプションに登録しないと入手できないエディションです。ソースコードは引き続き公開します。ユーザーが自力でコンパイルして利用することは自由です。ただし、サポートはつきませんし、推奨もしていません。収益はこの有料のサブスクリプションから得るわけです。今のところ、Red Hat 以外で有名どころとしては、MySQL がこのモデルを採用しています。

Red Hat が JBoss の買収を完了したのは半年位前でしたっけ。上記の記事は JBoss のビジネスモデルも Red Hat に合わせていくという内容です。なんとなく、オープンソースも普通のビジネスになってきたんだなぁ・・・と感じました。

Posted by あかさた