■ 概要
Kodougu とは、Web 上で動作するモデリング設計機能を備えたモデリングツールです。2006 年度下期未踏ソフトウェア創造事業の支援を受けて開発しています。

今のところ、未踏キックオフミーティングのプレゼンの内容が一番まとまっていると思うので、もしよろしければご参照ください。

■ 公式サイト
Kodougu.net
SourceForge.net のプロジェクトページ

■ 開発戦略
Kodougu の開発戦略(2007/2 ~ 2007/4)

■ モデリング機能のデモ(IE/Firefox で動作。IE では動作が重いので、FireFox 推奨。)


■ 詳細
Kodougu の特徴は二つあります。一つは Web 上で動作するモデリングツールであるということです。もう一つは、メタモデリング機能を持つ(つまり独自のモデリング言語を定義することが可能なモデリングツールである)ということです。

○ Web 上で動作するモデリングツール
モデリングツールをインストールする必要もありませんし、バージョンアップの手間もかかりません。ローカルでモデル情報を管理する必要もなければ、メンバー間でモデルファイルをやり取りする必要もありません。また、容易に HTML に埋め込めるため、wiki や blog に組み込んだり、自作の Web アプリケーションと連携させることができます。

○ メタモデリング機能
メタモデリング機能を使うと、ユーザは自分でモデリング言語を定義できるようになります。多くのユーザは、他の人が作ったモデリング言語を再利用するでしょうが、DSL のような用途でモデリング言語を定義したいときに、Kodougu は役立ちます。

・ モデリング言語定義の流れ
以下に「UML のユースケースを定義する」例を挙げます。
1. メタ要素「ユースケース」を Kodougu で定義します
1.1. ストラクチャを定義します(ユースケースはどのような属性・関連を持つかを定義します)
1.2. ノーテーションを定義します(ユースケースは楕円で描かれることを定義します)
1.3. シンタックスを定義します(ユースケースにコントロールフローは接続できないなどのルールを定義します)
2. Kodougu はメタ要素の定義からモデリングツールを自動生成します

・ 考えられる応用例
UML、ERD、業務フロー、マインドマップ、人物相関図、楽譜などなど。

○ 入手・試用方法
公式サイトをご参照ください。

■ 関連エントリ
未踏ソフトウェア創造事業に採択された
ようやく採択通知が来た
競合を調べる
どの技術を選択するか
描画はどこで行うか
未踏キックオフミーティングに行ってきた
描画方法を考える
上期のミーティングに行ってきた
未踏キックオフミーティングの詳細

■ 謝辞
Kodougu は IPA 未踏ソフトウェア創造事業(2006 年度下期)の支援を受けて開発しています。

2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業公募結果
http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2006mito2/koubokekka.html

2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業 Kodougu の概要ページ
http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2006mito2/gaiyou/4-16.html

■ 参考
SVG 仕様書
http://www.hcn.zaq.ne.jp/___/REC-SVG11-20030114/index.html

VML 仕様書
http://www.doraneko.org/misc/vml/19980513/Overview.html

Posted by あかさた
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