ここしばらく POSA 本 を片手にアーキテクチャパターンを再勉強して記事にしています。アーキテクチャパターン Blackboard の記事ができたので紹介します。

八角研究所 : POSA 本でアーキテクチャパターンを勉強しよう(4) - アーキテクチャパターン「混沌から構造へ」より「Blackboard」
http://www.hakkaku.net/articles/20080825-262

過去の記事は以下の通りです。

■ 上記連載の趣旨

アーキテクチャパターンはシステムの基本となる構造を定義するための大規模なパターンです。デザインパターンのようにシステムの部分的な設計を支援するものではなく、システム全体の構造を対象にしています。

アーキテクチャレベルの判断は、部分的な設計判断よりリスクが高いことが多いわけですが、その割にはなかなか勉強する機会がありません。

そこで、アーキテクチャ設計を勉強できる数少ない本の一つであるPOSA 本 を片手にアーキテクチャパターンを勉強するための記事を書いてみることにしました。

しかし、パターンに対するイメージはさまざまです。構造を重視しすぎるあまり、「実際の開発で導き出される設計と何か違う」という理由で忌避する人がいることも事実です。パターンの紹介記事の中には、構造や実装のみを紹介することで、こうした傾向をあおっている節もあります。

# 小難しいから回避する人もいますが。。。

本当はパターンは、「なぜそのような設計判断をするか」「どのようなときにその設計を用いるのか」など、意思決定のプロセスを残し、あるいは読み手が学習するためのものです。本記事では、わかりやすさは重視しながらも、できる限りパターンのメリットを殺さないように書くことを心がけています。

Posted by あかさた
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