最近、ラヴェル作曲「水の戯れ」を練習しています。ラヴェルらしいやや無機質で美しい響きと、夜のガスパールやクープランの墓ほどではないにせよ、技巧的な面が光る名曲です。この曲が登場するテレビ CM があるのですが、その Web サイトを発見したので、下に貼り付けておきます。

TVCM|フォーラムエンジニアリング
http://www.forumeng.co.jp/company/tvcm.html

Posted by あかさた
昨日に引き続いて今日はスクリャービン「幻想曲」の演奏時間を計測してみました。これは、8 月の演奏会へ向けた準備です。一曲通して弾いて 9:18(目標時間はソフロニツキの 9:23)です。部分部分に切り分けて時間を計ってみました。単位は秒、カッコ内は目標時間です。

01:106(110)
02:85(63)「第二主題」
03:33(41)「行進曲風の箇所」
04:55(50)
05:42(42)「再現部」
06:72(65)「第二主題ロ短調」
07:33(40)「行進曲風」
08:35(40)
09:45(39)「きれいなところ(ここも第二主題? ちょっと違うか?)」
10:60(67)
合計:566、9 分 26 秒(9 分 23 秒)

現段階ではミスだらけなのですが、テンポ的には問題なさそうです。スクリャービン「幻想曲」にするか、ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」にするか。8 月まで半年。幻想曲なら高い確率で間に合いそうです。演奏効果も・・・多分幻想曲の方が高いです。ただ、アマチュアのコンサートとはいえ曲を良く知っている人が集まるので、パガニーニでもそれなりに盛り上がってくれるんじゃないかとは期待しています。楽器との相性ならブラームスじゃないかという気がしています。(幻想曲は第二主題がスタインウェイとかじゃないときれいに響かない気がしています。)

5 月にこんなイベントがあるらしく、参加しようかと思っているのですが、こちらに幻想曲でもいいかも。こちらはスタインウェイなのです。ただ、5 月だと間に合うか微妙・・・。こちらはラヴェル「水の戯れ」+スクリャービン「エチュード 8-12」を出そうと思っていたので。

うーん、どうしたもんかなぁ・・・。


Posted by あかさた
仮に 8 月の演奏会をブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲第一集」にしたとして、そもそも現在の私が弾けるのかという疑問がわいたため、時間を計りながら演奏をしてみました。単位は秒、カッコ内は目標時間です。目標時間で弾けると、CD くらいのスピード(最後の変奏はゆっくりかも)になります。(キーシンとかはもっと桁違いに速いです。)

テーマ:27(30)
第1 :35(30)
第2 :36(30)
第3 :35(30)
第4 :75(75)
第5 :55(55)
第6 :30(30)
第7 :35(30)
第8 :37(30)
第9 :87(80)
第10:90(85)
第11:100(95)
第12:77(75)
第13:45(40)
第14:150(150)
合計 :914、15 分 14 秒(865、14 分 25 秒)

そもそも弾けてないじゃん!orz 30 秒で弾く変奏曲が 7 個あって(※)、速度どおり弾けているのが 2 個・・・本番まで半年。この曲を選択するとしたら、相当がんばらないとダメそうです。明日は幻想曲の方を時間を計ってみます。

※ 演奏時間を見た方は気がついたかもしれませんが、この曲は、最後を除くと速い変奏(30 秒くらい)と遅い変奏(60 ~ 90 秒くらい)の二パターンに分けることができます。速いパターンを攻略できるかどうかで、勝敗(?)が決まるというわけです。

ところで、演奏時間を気にする理由について。私のようなノミの心臓では、本番では練習時の 7 割くらいの力しか出せません。特にこういう難しい曲は、本番で必要以上に速く弾いて自滅するケースが非常に多いです。また、本番時に欲が出て練習よりも速く弾こうとする場合もあります。弾けもしないのにそれこそキーシンのように弾こうとするわけです。

練習時に目標演奏時間を決めてクリアしておくと、本番時に「練習と同じ速度で弾けばいい」と暗示をかけられるので、無理な欲が出ることや、不安に駆られて突っ走ることも回避することができます。それでも、本番時は心拍数が上がっているから練習時よりは速度も上がります。(それが本番時に出来が 7 掛けになる理由なんです。)その辺は「本番だから」ということで、崩れないことを祈るのみです。^^; 崩れさえしなければ、極々まれにですが「本番の方が良い演奏だった」ということになるかもしれません。

Posted by あかさた
去年の 8 月に出た演奏会が今年も 8 月にあるのですが、何を弾くか悩んでいます。最大 15 分とのことですが、めったにない機会だし去年同様(去年はバッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」)大曲に挑戦したいところです。

ピアノはベーゼンドルファーとのことで、演奏会で扱った経験はそれほどないピアノですが、そわ~るのりっきさんの家にあった(セミコン 92 鍵)こともあり、割となじみの深い楽器です。スタインウェイと比較すると、音がきらきらした感じがなくちょっと重たいので、ショパンとかじゃないほうが良さそうな気がしています。

というか・・・正直に言うと、ベーゼンドルファーは音は好きなんですが、ちょっと弾きにくいという印象を持っています。(--; どうしたもんだろ。。。

さて、肝心の選曲ですが、以下のようなものを候補にあげています。

・ ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲第一集」
・ スクリャービン「幻想曲」

ブラームスは、大学三年(当時ハタチ)のときに弾いた曲で、おそらくこれ以上難しい曲はまだ弾いたことがないです。多分、これからもないでしょう。(--; 第 10 変奏あたりまで弾いていると、何かが深まったような感じがしてきて、とても良い曲です。ただ、多分今でもまともには弾けないだろうな・・・。
# のだめで出てきた変なぼっちゃん(?)が弾いていたのは第二集。

スクリャービンは、大学四年のときに弾いた曲です。難しい曲ですが、第二主題(とても美しい!)があるので、聴く人にとって拷問・・・ということにはならないんじゃないかと。

うーん、どうしようかな。ベーゼンならブラームスかなぁ・・・。

Posted by あかさた
最近、珍しくカプースチンを練習しています。カプースチンはクラシックを勉強してからジャズに転向した作曲家で、ジャズなんだけどクラシックの形式などを取り入れた曲を作ったりしています。楽譜が普通に売り出されていることもあり、クラシックピアニストにとっては、ジャズっぽい曲を弾けるねらい目の作曲家であり、数年前にアマチュアの間でも流行りました。

練習しているのは、8 つの演奏会用練習曲のプレリュードとトッカティーナです。譜面的にはそんなに難しくないのですが、リズムに合わせて手がそのとおりに動いてくれません。(--; 学生中に練習しておくべきだったとちょっと後悔しています。今だと練習する根気がない・・・。(^^;

Posted by あかさた
朝日新聞のテレビ CM で、ドビュッシー作曲「ピアノのために」第二曲「サラバンド」が流れていました。この曲に銃声が響くと、本当に救いようのない「何か」を感じてしまいます。

サラバンドとは、バロック時代に良く使われた曲の形式で、元々は舞曲だったようです。ドビュッシーは今世紀初頭の作曲家なのでバロック時代より 100 年以上新しい印象派に属しますが、しばしばバロック時代に流行った形式の曲を書いており、この曲もそういった曲のうちの一つです。もっとも、形式が古くても響きがぜんぜん新しいので、私のような素人にはどこに共通点があるのか良くわからないのですが。

さて、「ピアノのために」はドビュッシーが実験的な意味合いを込めて作曲したものらしく、「月の光」や「亜麻色の髪の乙女」などがドビュッシーと思って聞くと、仰天してしまうような曲が含まれています。(第一曲目は、和音の連打にグリッサンドの連続というド派手な曲なのです。)

ドビュッシーのサラバンドは深遠で美しい響きを持った「じっくり聴かせる」曲です。テレビ CM とはいえ、この曲を聴いたのは久々だったので、思わず楽譜を引っ張り出して自分でも弾いてしまいました。いい曲だ・・・。

Posted by あかさた
分裂勘違い君劇場 - 子供の「どうして勉強しなきゃいけないの?」→ 勉強することの具体的で直接的で切実なメリットを説明」を読みました。

で、ぼくが日々実感している、「勉強することによる具体的で直接的で切実なメリット」は次の4つ。 (1)もっと楽しく遊べる (2)もっと楽しく仕事ができる (3)もっとすばらしい友達をたくさんつれる (4)騙されてひどい目に合いにくくなる


説明は大人向けですね。でも、とてもわかりやすいです。子供のころにもっと勉強しておけば良かったと後悔しました。(笑)

そこで、これのピアノ版を考えてみました。ピアノといえば、「一日弾かないと三日分下手になる(二週間バージョンもあるらしい)」と言われ、毎日毎日根気よく練習することが求められます。子供のころは、これがいやでやめちゃった人もいるのでは? 大体、ピアノをやめる原因って、先生と合わないか、練習が詰まらないかですからね。

ピアノも勉強と同じで「たくさんやれ!」と言われるわりには、「ピアノを練習すると何がうれしいのか」は教えてもらえません。
「プロになるには練習が必要」 ← 別にプロになりたくありません
「何か一つくらい趣味を」 ← 別にピアノじゃなくてもいいじゃん
「なんでそんなことを思ったの?」と聞き返す ← 何にもモチベートされずに毎日ツェルニー弾いてられるかっての

えー、念のため言っておきますが、今は、私、たいへんピアノは好きで、練習も好きです。小さなころにちゃんと練習しておけば今頃はもうちょっとましにピアノが弾けたんだろうな~、と感じているわけでもあります。気が向いているときは、楽しく弾けるんですけどね~、毎日決まって練習というのはできませんでした。

そもそも、当時はピアノを上達しなくちゃいけない理由も良くわかりませんでした。習い事にはピアノに限らず級とかグレードとかがあるものが多かったように思います。上に上がっていかなくちゃいけないのに、私にとって大概の習い事には上に上がるモチベーションがなかったというわけです。
# 今はそういうのは嫌いじゃないけど。

というわけで、ピアノはなぜ上達した方がいいのか考えてみました。子供向けには説明できそうもないので、主に自分向けにしてみます。

「なぜピアノは上達しなければならないのか?」
(1) 楽しい
やはり好きな曲憧れの曲を弾けると楽しいものです。でもまぁ、好きになる曲がいつでも、自分の実力の範囲内で弾ける曲とは限らず・・・というか、たいていはその外にあるものです。だから、上達はした方がいいのです。弾けるかどうかは別として、せめて「チャレンジしてみようかな」と思うくらいの力が欲しいのです。

(2) かっこいい・・・気がする
確かに・・・オジサンがたどたどしくピアノを弾いている姿もアジがあって良いのですが、やはりバシッと弾けるオジサンになりたいものです。(注、私はまだ若いです!)

・・・う、もうネタ切れ。思いつかん。自分が何によってモチベートされているのかわからなくなってきた。ま、いっか。ピアノ弾こっと。

Posted by あかさた
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!!

というわけで、お正月が来ましたが何をするでもなく、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴きつつブログを書いています。

一年の計は元旦にありとは言いますが今日やったことは以下のとおりです。
・ ピアノの周りを片付ける ← 大掃除の残り
・ 祖父母に年賀の挨拶
・ ピアノをひたすら弾く

うーん、今年は決意の年になるはずが、なんか出だしからのんびりした感じになってしまっています。(笑) ま、いっか。

今日弾いた曲。
・ モーツァルト「ソナタ」(ニ長調、ハ短調、どちらも一楽章)
・ ハイドン「ソナタ」(ソナチネアルバムに入っているやつの一楽章)
・ モーツァルト「ロンド」(ソナチネアルバムに入っているやつ)
・ ラヴェル「水の戯れ」
・ シューマン=リスト「献呈」
・ モンポウ「歌と踊り6」
・ プーランク「エディット・ピアフ讃」
・ ヤナーチェク「ソナタ 1905年10月1日街頭にて」(一楽章のみ)
・ ブラームス「ソナタ3番2楽章」
・ スクリャービン「幻想曲」
・ ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲第一集」
・ ショパン「バラード4番」

大学時代に弾いた曲を覚えている限り乱れ弾きという感じでした。年末は大掃除や御節の準備やらで少しストレスがたまっていたようです。いい発散になりました。さぞかし近所迷惑だったことでしょう。(^^;

それにしても、頭は曲を覚えているのですが、指が思ったように回らないです。(--; 今年は、指の性能をせめて学生時代くらいには戻すことを考えないとなぁ・・・。

Posted by あかさた
mixi のピアノコミュニティで「世界最強のピアニストは?」というトピックが上がっていました。まぁ、「うんうん、この人は最強だよね」って感じの名前が並んでいます。ホロヴィッツとかキーシンとかね。ちょっとびっくりしたのは、ポリーによりブーニンの方があげている人が多い。

なんか mixi って偏ってませんか???(笑)

最強の演奏といえば、ポリーニのペトルーシュカだと思うんだけどなぁ・・・。

Posted by あかさた
今、ラフコン2番を聴いています。のだめカンタービレの影響ですかねぇ・・・。キーシン+ゲルギエフです。さすがにこの組み合わせは良過ぎる・・・。ラフマニノフに転びたくなるな、こりゃ。

二週間くらい前ののだめカンタービレのドラマを見て、久々にラフコンを聴きたくなったのですが、なぜか CD が見つからず、悶々としていました。一応1番から4番までもっているはずなのですが・・・。とうとう我慢できなくなったので、一昨日 CD を買いなおしてしまいました。(--; 近代のロシアものは上質の映画音楽みたいな曲が結構あって親しみやすいのですが、この曲もそういう雰囲気がありますね。

しかし、私の CD はどこにいったんだ!?

Posted by あかさた