概ね「その人にとっては時間と生産量の相関」が認められることはご理解いただけるかと存じます。
私は最初の仕事以来、開発者としての自分が生産的にコーディングするのは平均して1日に2、3時間だということを認識していた。
ひとたびフロー状態になると、それを維持するのは難しくない。私の一日の多くはこんな感じだ:(1) 仕事にとりかかる。(2) emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。(3) 仕事に取りかかる前にランチを取ったほうがいいと判断する。(4) ランチから戻る。(5) emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。(6) いい加減はじめたほうがいいと心を決める。(7) emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。(8) 本当に始めなきゃいけないと、再び決心する。(9) くそエディタを立ち上げる。(10) ノンストップでコードを書いていると、いつのまにか午後7:30になっている。
多くのプログラマやSEが自分で作業量を決められる立場になく、
エントリ中にお気に障る部分があったかもしれませんが、IT業界やIT業界に携わる皆様への「警鐘」としてご理解頂ければ幸いです。
「SE/プログラマー」と呼ばれる方々には、「ホワイトカラー・エグゼンプション」を認めるべきではなく、本来であれば「裁量労働制」も認める対象ではないと私は考えます。なぜなら、彼らは「指示に基づいて指示された作業(設計書の作成、プログラマー)を行う」ことが本来的な使命であり、端的に言えば「ネクタイを締めたブルーカラー」に過ぎないためです。
で、ぼくが日々実感している、「勉強することによる具体的で直接的で切実なメリット」は次の4つ。 (1)もっと楽しく遊べる (2)もっと楽しく仕事ができる (3)もっとすばらしい友達をたくさんつれる (4)騙されてひどい目に合いにくくなる
【1】 チープ革命の波は企業だけでなく個人にまで押し寄せている。個人が会社に属さずにウェブでビジネスをして十分に食って行くことができる時代が来ようとしている。
【2】 クレジット・カード詐欺やフィッシング詐欺が増えた結果、消費者がオンラインで個人情報を与えることにとても慎重になっている。その結果、Amazon、Wallmartなどの「信頼できる大手e-コマースサイトでしかオンライン・ショッピングをしない」消費者が増えている。
この一見矛盾する二つの情報をあなたならどう解釈するか、そして、そこに何らかのビジネスチャンスを見出すことができるか、というのが今回の問題である。