ここしばらく、POSA のアーキテクチャパターンを再勉強しているわけですが、第一弾として「Layers(レイヤ)」について記事を書きました。以下をご参照ください。この記事ではウェブアプリケーションの世界(主に Rails)を意識して書いているので、ウェブ系の人でも比較的馴染みやすいのではないかと思います。

八角研究所 : POSA 本でアーキテクチャパターンを勉強しよう(2) - アーキテクチャパターン「混沌から構造へ」より「Layers(レイヤパターン)」
http://www.hakkaku.net/articles/20080630-227

Java EE 勉強会でもアーキテクチャに関する議論はされているみたいですが、POSA や PofEAA あたりが共有言語となっている雰囲気があります。この辺を理解して積極的に議論に参加していきたいものです。

Posted by あかさた
ここしばらく、技術に関しては目先の視点での勉強ばかりをしていました。やれ Ajax だの Flex2 だの Comet だのという感じです。当然技術的には奥行きのない世界です。結局、Document-View(MVC の一種)な構造をもったアプリケーションをどううまく書いたらいいのかとか、インフラの状態と相談しながら通信の粒度をどのように決めていくかとか、本質的なところを考えなくてはなりません。

こうした設計の基本的な事柄を考える能力というものは、オブジェクト指向原理主義的なものを抜きにしても、エンジニアの基本的な体力の一つであると感じます。しかし、昨今のネットを見ると、そういう記事がない・・・というより、記事はあるのですが浮かんでこないという問題を抱えているように感じます。また、記事や知識は断片化していて、ある文脈をもった人たちの間でしか共有できていません。

一朝一夕に何とかなるものではありませんがまずは自分で勉強して記事を書いてみようかと思います。

まずは、アーキテクチャを勉強します。マーチン・ファウラーの PofEAA(エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン)のように著名なフレームワークに実装例を探すことができる本を再読することも考えましたが、ここは一つそろそろ古典の領域に入りますが名著として名高い POSA 本(ソフトウェアアーキテクチャ―ソフトウェア開発のためのパターン体系)を読み直してみることにしました。

冷静に考えればこの本を読んだのは大学 4 年の時です。当時この本の良さを理解できていたとはとうてい思えません。今読んだらどのような知見を得られるのかわくわくしています。

・・・というような、需要があるかどうかわからない記事を書いても怒られないのか心配ですが(一応記事そのものは仕事として書いているので)、これから 2 ~ 3 ヶ月かけて POSA 本を勉強します。

POSA 本でアーキテクチャパターンを勉強しよう(1) - パターンとは何か?
http://www.hakkaku.net/articles/20080603-215

本に登場する例は少し古さを感じなくもないので、適用例の紹介はできるだけ最新の流行を反映したものにしたいと思います。設計を勉強したいという方は、ぜひおつきあいください。


Posted by あかさた
八角研究所にて、haXe を PHP に変換する haXe/PHP の紹介記事を書きました。こちらの記事でうにらさんにいただいた情報を元にしています。

クライアント(ブラウザ)もサーバも同一言語で書ける haXe を使ってみる(8) - haXe を PHP に変換する haXe/PHP を使ってみる
http://www.hakkaku.net/articles/20080523-212

haXe の弱点は、サーバサイドで動作する環境が NekoVM だということです。(それが強みという見方ももちろんできますが。)haXe/PHP は haXe を PHP に変換するので、安定した環境で動作することが期待できます。haXe/PHP はまだベータ版ですが、既存の PHP のコードを呼び出す方法などにも触れ、正式版が出たら普通に使えるように配慮しました。

個人的にはプログラミング言語としては悪名高い JS や PHP を Java 的な言語である haXe が隠蔽するというのはなかなか面白い試みだと考えています。ぜひ、伸びていって欲しいものです。

Posted by あかさた
takahashim さんと moro さんが執筆されていた「Railsレシピブック 183の技」がようやく出版されるようです。2008/5/31 だそうです。おめでとうございます!!

Rails使いにとっては待望の一冊となるこの本は、レシピというだけあって「これをやりたいときにはどう書けばいいか」に特化した本と言えます。

ネットで簡単なチュートリアルを試した Rails ユーザーが、仕事などで実際のアプリを書くようになったとき、やりたいことに対して Rails もしくは Rails 周辺のプラグインなどがどのような機能を提供してくれるのか調べにくいと感じることがあります。そういうときに、このレシピ本を開くとある程度の疑問を解消してくれるもしくはそのきっかけを与えてくれる、そういう本です。

ある程度 Rails を使ったことのある人でも、一通り目を通すと「あ、こんな書き方あったんだ」とか「忘れてた、こういう書き方すれば良かったんだ」という発見が結構あると思います。執筆者が Ruby/Rails に深く知っていることもそうですが、Ruby/Rails コミュニティが積極的に内容をレビューしたこともあり、良い品質の本に仕上がっています。

# 私もレビューに参加しましたが、あまりお手伝いできず。。。スンマセン。

Rails を使っている/これから使う予定がある人は、ぜひ本書を手に取ってみることをお薦めします。

Posted by あかさた
第4回RHGの逆襲(RHG 片手に Ruby 1.9 を読む集い)に参加しました。以下にレポートを上げてあります。

RHG 片手に Ruby 1.9 を読む集い(The RHG Strikes Back)に参加した(4) - 第4回 RHG の逆襲
http://www.hakkaku.net/articles/20080513-204

今回の内容はガーベージコレクションです。今回は実験的に勉強会の動画をニコニコ動画にうpしてみました。ぜひご覧ください。

マイリスト RHG 片手に Ruby 1.9 を読む集い(The RHG Strikes Back)‐ニコニコ動画(SP1)
http://www.nicovideo.jp/mylist/6648730


Posted by あかさた
八角研究所にて、AutoPagerize と LDRize などのユーザスクリプト(GreaseMonkey スクリプト)を例にあげつつ、「ウェブアプリの使い勝手の一部は単体のモジュールとして開発されるようになったた」「ウェブアプリ開発はこれからどうすべきか」という趣旨で記事を書きました。

八角研究所 : ユーザインタフェースとアプリケーションは分離する
http://www.hakkaku.net/articles/20080417-189

ついで(?)に、サイトを AutoPagerize と LDRize に対応させるまとめもコラムとして載せてあります。

Posted by あかさた
Kodougu に折れ線を実装しました。まだ折れ線が交差したときの処理は実装していませんが、「関係線をドラッグ&ドロップすると折れる」「角に表示される選択矩形をダブルクリックすると角を削除する」「角に表示される選択矩形をドラッグ&ドロップすると角の位置を移動する」機能を実装しました。

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Posted by あかさた
第3回RHGの逆襲(RHG 片手に Ruby 1.9 を読む集い)に参加しました。以下にレポートを上げてあります。

八角研究所 : RHG 片手に Ruby 1.9 を読む集い(The RHG Strikes Back)に参加した(3) - 第3回RHGの逆襲http://www.hakkaku.net/articles/20080408-183

今回の内容は Ruby のクラス・メソッド・モジュールの定義に関する部分を勉強しており、特異メソッドやメタクラスなど処理系好きのみならずオブジェクト指向好きにはおすすめの内容となっています。是非ご覧ください。

Posted by あかさた
八角研究所にて、クライアント(Flash, JavaScript)とサーバ(NekoVM)で動作するコードを出力するオブジェクト指向プログラミング言語 haXe を紹介する記事を書きました。

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Posted by あかさた
最近、八角研究所で技術記事を書いているのですが、そこで、はてなブックマークの作り直しについて - naoyaのはてなダイアリーに触発されてですが、TDD(テスト駆動開発)が新規性の高いサービス開発に適するかどうか考察してみました。

TDD は新規性の高いサービス開発には適さない
http://www.hakkaku.net/articles/20080331-181

この話題にはもう少し踏み込みたいところです。

Posted by あかさた