ソフトウェア開発における「ドッグフードを食べる」とは、ソフトウェアの開発者もしくはその会社が、自分たちが開発したソフトウェアを実際に業務などで使用することです。要は自らを実験台にするわけです。有名なのはマイクロソフトのドッグフードです。どこよりも早く MS 製品を使い始めるわけですから、命がけ(?)ですね。(^^; それゆえあれだけ複雑な製品をそれなりの品質で提供できているともいえます。

ソフトウェアをドッグフードしなければいけない理由より

ソフトウェアのドッグフードというのは、開発を継続できる最大の武器だよね。自分がアプリを開発していけるのは、自分で日常的に使ってるから、というのが大きい。バグだってどんどん見つかるし、改善すべき点も見えてくる。自分は使わずに誰かの為に開発しているソフト、なんてものを私は信じない。何年何十年と粘着的に考え続け使い続け、開発するからこそ見えてくる何かがあるはずだ。


自分は使わずに誰かのために開発しているソフト、例を挙げると「オーダーメイドの業務アプリ」です。システムを内製できる会社はそれほど多くないので、業務システムは外部の企業に発注するわけですが、そうした請負の会社でドッグフードして実業務で使用してから納品なんて話はあまり聞きません。(「あまり」と書いたのは、システムそのものをドッグフードしないのであれば、たとえばソリューションのドッグフードなどは行われているケースがあるからです。)

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Posted by あかさた
Rails勉強会@東京第24回用のポジションペーパです。

PNG 形式のポジションペーパ
PDF 形式のポジションペーパ

■ 2007/11/18 追記
今回の勉強会は所用ができて、結局いけませんでした。orz

Posted by あかさた
ここしばらく、Kodougu の IE における高速化を行っていました。これまで、Kodougu の IE 対応は機能カバー率こそ 100% であるものの、速度は Firefox の 1/10 以下という非常に舐めた状態でした。機能カバー率は 50% 程度であるものの Opera 対応の方が実用性が高いかもしれません。

私が IE というものを分かっていないせいだろうと思っていたのですが、どうも調べれば調べるほど、dojo 0.4.3 の dojo.gfx が怪しいということになってきました。(dojo 1.0 が出た時点でやたら古いものを使うなって話ですが。)そこで、 dojo のどこが遅いのか調査してみることにしました。

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Posted by あかさた
八角研究所で書いた技術記事の紹介です。Kodougu でユースケース図を実装した時に、include、extend、汎化の使い方を整理した記事を書きました。

ユースケース図は誤用が多い図というか、結構よくわからない図です。extend、include、汎化を多用していると、何を書いてあるのかよくわからなくなる場合も多く、それぞれの意味を正確に把握している人も多くないように感じます。クラス図が最もポピュラーでありながら、正確に使用できる人が少ないことと同じかもしれません。

UML に関係したモデリングツールの開発に携わるのは、非商用含めてかれこれ 5 本目くらいなのですが、その私も理解はかなりあいまいです(オイオイ)。そういう事情もあって、include、extend、汎化の使い方を整理した記事を、Kodougu の仕様検討という形で書きだしてみました。

ユースケース図の extend は必要か?
http://www.hakkaku.net/articles/20071107-66

UML の参考書片手に読んでいただければ幸いです。特に、私も執筆にかかわったその場でつかえるしっかり学べるUML2.0 が最も優れていると思います。(私は 5% くらいしか書いていませんが。。。)
# 手前味噌・・・とか言わないで!(^^;


Posted by あかさた
平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業をやったらどうなるのか書いてみたは、多くの方に読んでいただくことができました。IPA フォーラムの件で IPA 関連の事業が注目を集めていたこと、スーパークリエータが発表されたこと、IPA 中期計画終了年度による未踏ソフトウェア創造事業の見直しなど、注目を集めやすい状況にあったことがその要因でしょう。何はともあれ、お読みいただいた方に、お礼申し上げます。

アクセス数も収まってきたようなので、こっそり「あとがき」を書きます。

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Posted by あかさた
ツクール新聞にて、Rmake をご紹介いただきました。ありがとうございます。紹介記事にあるとおり、Rmake は建前上開発を停止してます。でも、せっかくご紹介いただいた好機なので、ちょっと情報をリークします。

実は Rmake Retro と名をかえて、開発は水面下で進んでいたりします。開発言語は C# に変わっています。Kodougu の合間に作っているので、進捗は緩やかですが、今は「とりあえず使える状態」を目指して開発しています。フリーソフト、オープンソースの基本方針は変更するつもりはありません。

最新版 DL は以下から。現状はアルファ版です。
http://www.rmake.net/dl/RmakeRetro.lzh

ソースコードはこちら。ライセンス表記はありませんが、MPL にて運用する予定です。無償 IDE である C# Express でビルドできると思いますが、検証していません。
http://svn.kodougu.net/rmakeretro/

当面、こちらに情報を掲載する予定です。

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Posted by あかさた
最近、八角研究所で技術記事を書いているのですが、私が参加した 2006 年度下期未踏ソフトウェア事業(2006 年 11 月 ~ 2007 年 8 月末まで)の体験談を書いてみました。

未踏の体験談を書こうと思った動機について書きます。

私がお世話になった PM は東工大の千葉先生だったのですが、同じ PM 配下でも他の方は凄腕のエンジニアであり、能力的にも住む世界が異なるという感じでした。そういうエンジニアは目立つので、私は未踏のエンジニアというともの凄い凄腕ばかりを思い浮かべてしまうのですが、未踏ソフトウェア創造事業そのものは、適切な提案ができれば平凡なエンジニアにも門戸が開かれています。

というか、普通のエンジニアこそ挑戦すべき制度です。とはいえ、平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業に飛び込んだらどんなことになるのか不安を覚える人もいることでしょう。そこで、平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業をやったらどうなるのか、できるだけ詳細に書いてみることにしました。いくつかのステップは書き落としてしまいましたが、未踏ソフトウェア創造事業の雰囲気を多少なりとも伝える記事になったと考えています。

目次
未踏ソフトウェア創造事業体験記(1) - 提案編
未踏ソフトウェア創造事業体験記(2) - キックオフ編
未踏ソフトウェア創造事業体験記(3) - 開発編
未踏ソフトウェア創造事業体験記(4) - 成果報告編
未踏ソフトウェア創造事業体験記(5) - 感想編

おそらく、未踏ソフトウェア創造事業という名前は今年いっぱいで消えますが、同様の人材発掘プロジェクトは名前を変えて続けていくそうです。多くの方がこの制度にチャレンジしてチャンスをつかみ取れることを期待しています。


Posted by あかさた
Kodougu にリーンソフトウェア開発などで有名なソフトウェアかんばんの実装を開始しました。

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Posted by あかさた
日曜は Rails 勉強会に行ってきました。今回で三回目です。この勉強会は、5 ~ 6 個のセッションを前後半(それぞれ一時間半)に分けて行います。オープンスペース方式で、どのセッションに参加してもいいし、途中でセッションを移動しても構いません。

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Posted by あかさた
明日起きられたら、懇親会(昼飯)から参加する予定の Rails 勉強会用のポジションペーパです。

ポジションペーパ(PNG)
縮小版ポジションペーパ(PNG)

disられそうな PDF 版も置いておきます。

ポジションペーパ(PDF)

Posted by あかさた