そろろろRailsについて本音を書いてみるかについてです。ひがさんはよほど Ruby/Rails の心配をしてくださっているようなので、Rails ユーザの一人として非常にありがたく思うのと同時に、ひがさんの心配のいくつかは取り除くべきかなと感じました。

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Posted by あかさた
Rails勉強会@東京第26回のポジションペーパ。とりあえず書きましたが、PowerPoint で png 出力するとなぜか汚いです。なんでだろう・・・。

ポジションペーパ(png)

Posted by あかさた
オブジェクトの広場の一月号が公開されたようです。一番の注目は言うまでもなくRebecca Wirfs-Brock さんインタビュー( 前編 )なのですが、私の気持ちをとらえたのは、以下の記事です。

オブジェクト倶楽部 クリスマスイベント講演資料 OO厨厨トレイン

こういったら怒られそうですが、良い意味で偏ったオブジェクト指向を語っています(というか、オブジェクト指向を軸に歴史を語ることが偏っているのかな?)。最近、広場は「オブジェクト指向なんて道具ですよ、冷静に行きましょう」なんてすましていた感じがするのですが、マッドサイエンティストが科学について語るような怪しさが徐々に戻ってきつつあるようです。(まだ足りないけど。)

これならオブジェクト倶楽部クリスマスイベント2007 行けばよかったなー。

平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業をやったらどうなるのか書いてみた と関連しますが、上記の広場の講演者の中には、私の未踏の成果報告会で講演してくださった方も混ざっています。感謝。

Posted by あかさた
天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこうというエントリは大変考えさせられたので、コメントします。

天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこうより

未踏コミュニティの連中は流石に業界耳年増になっているから、あまり大企業志向を感じない。Google幻想とかは結構あるようだけど。ただ彼らが工房のような身軽なベンチャーを立ち上げるのも、結局のところこれまでのような生活を続けたいっていう保守性からきているのではないか、と感じることもある。会社を大きくすると、自分のやりたいことできなくなっちゃうよね、僕が豊かに暮らしていく分には効率的な働き方だってあるからね、と。


まぁ、私は 20:80 で分ければ 80 の側に入るクチなので、未踏でくくられてもいまいち実感はありません。事実、上記の記事に対応するのはスパクリクラスの人でしょう。しかし、上記は自分のメンタリティと関係する話だと感じました。

未踏出身者は何百人もいるので、勉強会などに行くとかなり高い確率で顔を合わせることになります。話を聞く限りでは、未踏のネタを事業化して成功させた例は、ゼロではないにせよあまりないようです。死の谷どころか魔の川を越えることも難しいというのが、私の印象です。しかしながら、未踏採択者本人は「自分のやりたいこと」を仕事にすることには成功しているようです。

未踏出身者として言っていいことかわかりませんが、今のところ未踏という制度が採択者本人を大きく超える範囲で世の中に貢献するケースはそれほど多くなく、「採択者当人の閉塞感を打開する」という状態にとどまっているようです。いや、私がお世話になった千葉先生配下のプロジェクトだけでも、「YARV は?」「Mayaa は?」「Tuigwaa は?」「SE-PostgreSQL は?」と世の中に貢献しているプロジェクトはたくさんあります。

もちろん、Kodougu も世の中に貢献していくつもりです。

でも、未踏を始めた時に、製品とは別の方法でも世の中を変えていきたいという思いもありました。平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業をやったらどうなるのか書いてみたはまさにその意図を持って書いたエントリでした。たとえ、20:80 の 80 の側だったとしても挑戦する道はあり、突き抜ければこの閉塞感を打ち破れると書いたつもりでした。

が、未踏が終わって 4 か月。上記の記事を読んだらあまりにも自分にあてはまります。「自分さえよければいいから、今のままでいいや」などという心の声が聞こえてきそうです。

日本の IT 業界については、泣き言を言っても始まらないし、大上段に構えたからと言ってすぐに何かが生まれるわけでもないと考えています。ただ、私にとって「未踏の次」とは、世の中と向き合うことでなければならないなと強く感じました。


Posted by あかさた
29 ~ 31 日まで大掃除とおせち料理の準備をしていました。玄関のタイル磨き、ピアノ磨き、窓拭き、部屋の掃除、きんとんのいもの裏ごしなどなどと 3 日かけてもどれもが中途半端という程度ですが、何とか年は越せる状況になってきました。年が越せるとわかったので、去年もやりましたが、今年も一年の振り返りをします。

■ 去年立てた今年の目標

去年末に立てた今年の目標は曖昧模糊としていますが、以下のとおりです。

・ 【生活】 健康を維持する ・ 【趣味】 3 回ピアノの演奏会に出る ・ 【仕事】 挑戦して成功する(何をするかは未定。未踏のさらに先にあるものです。)


健康の維持を除くと、すべて達成できませんでした。ピアノの発表会は 1 回しか出てないですし、未踏の先には踏み出すこともできませんでした。

ダメダメじゃん!

まぁ、目標の立て方が悪かったのですが、今年よりはむしろ来年にフィットしそうな目標なので、来年の目標は今年と同じでいきます。。。

■ 今年は何をしていたか
・ IPA の未踏ソフトウェア創造事業をやってました
未踏は、予定通りかそれ以上の勢いで開発が進んだので、順調に完了することができました。千葉 PM からいただいた評価はこちらです。評価の一覧はこちらです。(表示されている会社名が前職のままですが、これは IPA 的ルールなんだそうです。)

・ Rmake 作ってました
まだアルファ版ですが、Rmake という RPG 製作ツールを作成していました。

・ Rails 勉強会にデビューしました
これまで、勉強会の類に顔を全然出していなかったので、Rails 勉強会に顔を出すようになりました。1981s にも顔を出しました。

・ テクニカルライターの見習いっぽい仕事を始めました
某広場で技術記事を書いていたこともありましたが、八角研究所という会社で技術顧問という肩書で技術記事を書き始めました。以下関連記事です。

平凡なエンジニアが未踏ソフトウェア創造事業をやったらどうなるのか書いてみた
ユースケース図の include、extend、汎化について書いてみた

・ ピアノも結構弾いていました
演奏会には一回しか出られなかったのですが、7 回くらい mixi のピアノ関係のオフ会にいきました。来年も同じくらいのペースでピアノと付き合えたらいいですね。

■ 来年は具体的には何をするか
あいまいな目標はいいのですが、具体的な計画もあります。

Kodougu を事業化しますよ
未踏では、Kodougu というソフトウェアを開発していたのですが、来年はいよいよ Kodougu の事業化にトライすることになると考えています。つまり、未踏の先に踏み出します。Kodougu のビジョンを理解して手伝ってくれる人を募集中かも(デザイナさんは切実に欲しい)。

・ Rmake を出しますよ&ウェブ版も出しますよ
Rmake は、フリーかつオープンソースソフトウェアとして展開する予定です。来年春くらいに 1.0 を出して、来年中にウェブ版(たぶん Silverlight)を出せるように開発を進めています。

・ 勉強会にも参加しますよ
今年はこれに加えて Ruby の中身の勉強会と JavaScript 系の勉強会の何か、モデリング系にも顔を出したいと考えています。できるかなぁ・・・。

なんか仕事系ばかりの目標になってしまいました。まぁ、来年はそういう一年になるのかなと。呼吸をするのと同じように、ソフトを作っていたいのです。

■ 何か言い忘れたことは?
皆様のおかげで、良い一年をすごすことができました。ありがとうございました。特に、未踏でかかわった千葉先生をはじめとする皆様、成果報告会に出張ってくださったオブジェクトの広場の皆様、未踏とライターの仕事でお世話になった八角研究所の皆様(というか要は未踏で迷惑をかけた皆様がた)には御礼申し上げます。

来年もよろしくお願いいたします。m(_~_)m

Posted by あかさた
Ruby言語パーサのruby_parser 1.0.0が初リリースによると、Ruby による Ruby パーサが公開されたようです。安定すれば相当便利に使えるでしょうから、勉強がてらさっそく触ってみることにしました。

■ ruby_parser とは?
Ruby で記述された Ruby パーサ。Ruby の構文を受け取って S 式を返します。Lisp 使いにとってはなじみのある形式です。

ホームページ
http://parsetree.rubyforge.org/

RubyForge のプロジェクトサマリ
https://rubyforge.org/projects/parsetree/

■ テスト環境
OS : Windows Vista
CPU: Code2Duo E6850
Mem: 2GB

■ インストール
gem を使えるので、楽ちんです。
gem install ruby_parser --include-dependencies


■ テストコード
実行するのは以下のコードです。

ENV['HOME'] = ''
require 'ruby_parser'

@processor = RubyParser.new
p @processor.parse("p 'Hello RubyParser World!'")


結果は以下のとおりです。

s(:fcall, :p, s(:array, s(:str, "Hello RubyParser World!")))


■ 注意
私の環境では環境変数「HOME」が空文字でもいいので宣言されていないと、require で失敗します。なぜそうなるかは、調査していないのでわかりません。あとで潜ってみるかもしれません。

■ 感想
「楽」の一言に尽きます。Kodougu に組み込んで、Ruby2JavaScript とか実装すれば、クライアントも Ruby で書けるかも、、、などと危ない妄想をしています。どれくらい安定しているのかなどは全くわからないので、しばらく使いこんでみたいと思います。


Posted by あかさた
ウェブアプリになってから、あまり画面そのものをモデリングする機会がありませんでした。スタンドアロンの GUI アプリでは画面のモデリングが必要となるケースが結構あった(複雑な画面を持つアプリケーションは画面上に配置されるコンポーネントを戦略的に管理しないと開発が成り立たなくなる)のですが、Kodougu を含めウェブアプリを作るようになってからあまり意識していませんでした。所詮画面のあるシステム、そうそう違いがあるとは思えないので、ためしに画面設計に関するモデリングを検討してみました。

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Posted by あかさた
もう日付が変わってしまったので、昨日(21 日)ですが、1981s の忘年会(渋谷)に行ってきました。60 ~ 70 人の同世代と飲むってかなり新鮮ですね。中学校の同窓会くらいしか経験がない気がします。おかげでたくさん刺激をもらいました。

ありがとうございました!

Posted by あかさた
Kodougu において、「編集ウィンドウを開いた状態で Del キーを押すと図上の要素が消える」というバグを修正しました。

【Bug】編集ウィンドウ上で Del キーを押下すると、図上の要素が消える
http://www.kodougu.net/p/kodougu/ticket/show/21

GUI アプリケーションの状態管理がうまくいっていなかった例です。「特定の状態時」に「どのような操作」を許可するのか、しっかり分析しないと、実行して欲しくないタイミングで拾って欲しくない操作を拾って実行してしまいます。

Command パターンか何かで処理を実装するようにして、Command の実行条件に GUI の状態を指定できるようにするようなフレームワークを作った方がいいのかも。今は何もかもを押しつけられたスパゲティな「Controller」になってしまっているので。


Posted by あかさた
Kodougu で PNG 出力機能の実装を開始しています。なんかぼやけてて、バグバグで、文字化けしてますが、少しずつ前進しています。

以下のような URL を入力すると、Ruby/GtkMozEmbed を使って図のスクリーンショットを撮るというやり方をしています。
http://www.kodougu.net/p/kodougu/diagram/png/82

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Posted by あかさた